スポンサードリンク
   


大人の発達障害とうつ病との関連とは?


よく、発達障害の方が大人になって、
上手く社会適応できず「うつ病」
になってしまうというケースがあります。


特に新型うつの方で
、発達障害だったという方が多くみられます。

そのためか、カウンセリングでも
「私って発達障害なんじゃないかと思うんです」
と話し出すうつ病のクライエントは結構多く感じます。

うつ病 新型うつ 発達障害

発達障害とは簡単に言えば、
ハンディキャップを持っているということです。

ハンディキャップを持っているということは
生きにくさを持っているということです。

発達障害の方は、
会社の中で思うように仕事ができず、
そのため「自分はできる」という
自信を失ってしまい、
どうしていいかわからなくなって
うつ病に至ることがあります。



ただ、この辺りですが、
この仕事が上手にできるかできないか
というのは発達障害だけが問題とは限りません。

会社自体の仕事の振り方自体が
問題である場合もあるし、
仕事がその人と相性が合わない
という場合もあります。

また、今はしんどくても
頑張って慣れてきたら
仕事ができるようになるということもあります。


この辺りを放っといて、
発達障害かどうかだけで
論点を進めてしまうと、大変危険です。


仮に発達障害かどうかで見る場合、
どこに仕事や会社に合わない部分があるのかを
見つけることが大切ですが、
それ以上にこの人はどうすれば
今の会社や仕事での課題を
乗り越えることができるか
という視点で考えることが大切です。


大人の発達障害が原因のうつ病は、
その人が会社での頑張り方がわかってくれば、
自ずと改善します。

そして頑張り方がわかってくれば、
人一倍仕事に専念し、
会社に貢献する人になることも多いのです。


大切なのは、
どうやって今を乗り越えることができるか・・・
ではないでしょうか?
posted by ショウ at | うつ病の診断・見分け方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

うつ病と抑うつ状態の違い


診察の場面では、医師に診断書を書いてもらうことがあります。
大抵は休職を職場に申し出るために書いてもらうことが多いのですが、「うつ病」か「抑うつ状態」と記載されることがあります。

「うつ病」と「抑うつ状態」(もしくは「うつ状態」)

これらは同じように見えますが、全く持って異なるものと思っていただけるといいでしょう。

うつとは脳内のセロトニンが低下している状態です。
そのため、落ち込みやイライラ、抑うつ気分、不眠、食欲減退など様々なうつ症状があらわれます。
ここで、脳内のセロトニンが過剰に低下している状態。
これが「うつ病」です。
うつ病とは脳内に異変が起こっている状態と言われています。
そのため、適切な栄養と薬物と休養があれば、セロトニンが必要量まで回復し、社会復帰できるようになるというのが、うつ病の病因と薬物療法での理論です。


しかし、セロトニンが減少しているけれども脳内の異変とまでは言えないという状態もあります。
どちらかと言うと、ストレスによって落ち込みや抑うつなどのうつ症状が出ているけれども、脳の異常とまでは言えないのではないかといえる状態。
これが「抑うつ状態」と言われるものです。
具体的には会社で不適応起こして、うつ症状が出てクリニックに通っているけれど、転職した瞬間、自分の合っている環境に移ることでうつ症状がなくなったような場合ですね。

うつ病であれば、自分に合った環境に移ってもうつ症状は改善されません。

これが両者の違いですが、かなりベテランの医師か、じっくり話を聴ける精神医学に詳しいカウンセラーではないと見分けることはほとんど難しいです。
パッと見で5分しゃべって「あなたはうつ状態です」とはまずわかりません。

ここでわかるようにうつ病では薬物療法や医療的な措置が有効ですが、抑うつ状態ではカウンセリングの方が向いていることが多いです。

これからまた薬物での治療や、カウンセリングについて書かせていただきたいと思います。

あ、そういえば「医師のしらない治し方」はまだ書いていませんね。
それもこれから書いていきたいと思います。
posted by ショウ at | うつ病の診断・見分け方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

気分変調性障害の診断基準(DSM−Wより)


前回はDSM−W(精神障害の診断と統計の手引き第4版)に従って、大うつ病性障害の診断についてお話しました。

DSM-Wの中でうつ病に含まれる病気は「大うつ病性障害」の他に「気分変調性障害」というのがあります。
今回はこれの診断基準についてお話したいと思います。
ただ今回も少々難しい表現があるので私の方で噛み砕いて書いています。ご了承ください。

気分変調性障害とは一昔前では「抑うつ神経症」と呼ばれていたもので、軽いうつ状態が2年以上続いているものです。

まず
A:抑うつ気分がずっとあって、2年以上続いていること。
(子供は1年以上)

B:抑うつの間、下の症状が2つ以上あること。
@食欲がない、もしくは食べ過ぎる。
A寝れない、もしくは寝すぎる。
B気力がわかない、疲れている。
C自信がない。自分を低く見てしまう。
D集中できない。また決断ができにくい。
E絶望感がある。

C:上記の症状が2年間のうち、2か月以上にかけてなくなったことはない。
(2か月以上かけて抑うつ症状がなければ、気分変調性障害とは言わない)

D:大うつ病性障害を満たすような症状は見られない。また、大うつ病のエピソードは観られない。

E:躁病のような症状や、気分循環性障害(軽い躁状態とうつ状態が交互に現れる)ではない。

F:統合失調症のような慢性の精神病ではない。

G:薬物や身体的な病気ではない。

H:しかし、社会や人間関係など日常生活において支障を及ぼしている。


以上です。
大体、うつ病と呼ばれるものはこの大うつ病性障害か気分変調性障害を指します。
(もちろんDSMが新しく改訂されれば、変更される可能性もあります)

また要望があれば、躁うつ病や他の症状についてもまとめてみたいと思います。

しかし、読んでみて思うのですが、ずっと抑うつな気分が続いたり、@〜Eの症状は多くの人が人生の中で起こるものではないかと思います。
そして、大半は気持ちを切り替えたり、時間の経過で変わり得るものではないかと思うのです。

この辺りはまた私の感覚としてお話していきたいと思います。
posted by ショウ at | うつ病の診断・見分け方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大うつ病性障害の診断基準(DSM-Wから)


前回はDSM−W(精神障害の診断と統計の手引き第4版)というマニュアルに従って、うつ病の診断は進められるとお話しました。

マニュアルと言ってもある特定の症状があらわれ、診断基準を見たせれば「うつ病」という診断がつくということです。

もともと、うつ病とはDSM−Wにある気分障害の大うつ病性障害に分類されます。
以下その基準について述べますが、少々難しい表現もあるので私の方で噛み砕いて書いています。ご了承ください。

大うつ病性障害では「大うつ病エピソード」が認められるかどうかが診断基準の核になります。

大うつ病エピソードでは・・・
A:まず、以下の症状のうち、5つかそれ以上が2週間の間に生じているかどうかです。また、@かAのどちらかが必ずが含まれていることが条件です。

@抑うつ気分
A活動への興味や喜びががなくなっている。
B著しい体重減少・体重増加。もしくは食欲の減退もしくは増加。
C不眠もしくは過眠(寝すぎる)。
D焦燥感、もしくは何もする気が起こらない。
E疲れている。疲れやすい。気力がわかない。
F自分には価値がない、全部自分が悪いと思ってる。
G考えれない。集中できない。自分で決められない。
H死ぬことを考えたり、その計画を立てたりしてしまっている。

B:ほかの気分障害の症状が含まれていない。

C:上記の症状が自分の仕事や地位、家族との関係に支障が生じている。親しい人との関係にも影響を及ぼしている。

D:薬物や体の病気が原因ではない。

E:大切な人がなくなったとかで説明できるものではない。

A〜Eの全てを満たした場合、大うつ病性障害、つまりうつ病と診断されます。

これを見ればわかるのですが、明確な検査を行って診断されるのではなく、Aの症状があるか、またDの体の病気かどうかで、診断されるのが特徴です。

次はうつ病とされるもう一つの病気と言われている「気分変調性障害」というのについてお伝えしていきます。
posted by ショウ at | うつ病の診断・見分け方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

病院でのうつの診断の基準(DSM−WとICD10)


前回、うつについて、うつ病はうつ症状の出方を見て診断されるとお話しました。

うつ症状とうつ病の診断の仕方

診断の基準については有名なのがDSM−Wというマニュアルです。
かなり前のうつ病など心の病は、熟練した医師が患者の今までの人生や性格、症状の出方を丹念に聴いて、診断を出していました。

当然ながらこのやり方はかなり主観によってしまいます

そのため診断は医師の熟練度によって、またその病院の文化や背景とする理論によって、かなり違うということがありました。診断が病院によってバラバラなんですね。

極端な話、うつ病という診断が別の病院では統合失調症という診断になっても珍しくない状態だったんです。当然、治療プランや薬物も全然異なってくるため、当時の精神医学会は大混乱だったんです。

そうした事情はアメリカでも同じで、そこで熟練度や理論背景に関係なく、誰がやっても同じ診断結果になるような診断基準が必要だと考えるようになりました。

その結果、作られたのがDSM(精神障害の診断と統計の手引き)です。
統計的に症状の出方を整理して作られたマニュアルです。
日本では4版(DSM−W)が今のところ作られています。

もう一つはWHOが作ったICD10(国際疾病分類第10版)というのもあります。

日本では、この2つのマニュアルのうちどちらかを使ってうつ病の診断が行われています。
まあDSM−Wを使う医師の方が多いかな?

このマニュアルには「うつ病にはこういう症状がでる」というのが書いてあって、その症状がいくつあるか、当てはまれば「うつ病」という診断をします。

具体的な診断基準は次にお話したいと思います。
posted by ショウ at | うつ病の診断・見分け方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

うつ症状とうつ病の診断の仕方


「うつ病は心の風邪」

そんなキャッチフレーズが
流れて長い時間が経ちました。

うつ病という名前も市民権を
得られるようになってきていますし、
知らない人はほとんどいないでしょう。

しかし、うつ病は未だに
多くの人が誤解しています。

例えば、多くの人は
うつ病とうつ症状を
区別せずに捉えています。

うつ症状とは、
不眠や食欲不振、便秘、頭痛、
腹痛、肩こりなどの身体症状

落ち込み、憂うつ感、焦燥感、イライラ、
不安、ネガティブ思考、希死念慮、
集中力低下、やる気の低下などの精神症状

のことを指します。

※希死念慮とは「死にたい」「消えたい」と
考えてしまうことです。

実は多くの人がうつと呼んでいるものは
このうつ症状のことです。

うつになると、
脳内のセロトニンと呼ばれる
神経伝達物質が減少するため、
上記の症状が現れるようになります。

このうつ症状が複数現れ、
その表れ具合や背景、時間の経過を把握した上で、
うつ病もしくは抑うつ状態の診断が
医師によりつきます。

現在TVで脳の状態を検査することで、
うつ病を把握するような検査機械が
紹介されていますが、実際の医療現場では
これらのうつ症状がいくらあるかを把握して、
うつ病かどうかを判断する形を取っています。


つまり、うつ症状がどれくらい、どのように
出ているかでうつ病かどうかを診断するのが、
現在の精神医療のやり方です。

具体的なうつ病の診断手順については、
次にいくつか紹介していきたいと思います。

posted by ショウ at | うつ病の診断・見分け方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    スポンサードリンク
   


オススメのコスメ